TSUTAFUで選べる紙|石州和紙
SAMPLE BOOK収録番号 : 04
石州和紙
Sekishu Washi重要無形文化財「石州半紙」を含む伝統的工芸品「石州和紙」は、現在も文化財修復用の特殊和紙として用いられ、1300年続く文化として若手職人に受け継がれています。石州和紙の一番の特徴は、「日本一丈夫な和紙」といわれるほど強靭で良質な仕上がりであること、それは、材料と製法にあります。
和紙の原料である楮を甘皮ごと使用することで紙の繊維が長くなり、破れにくくなるのです。甘皮を使うため和紙の色が少し黄味がかるので他の地域では甘皮を使用しない製法がほとんどですが、そのぶん丈夫さでは日本一といえる和紙ができたのです。
紙の詳細情報 |
【質感・特徴】 手漉き和紙(耳付き) 【紙の厚さ】 - (手づくりのため厚さはばらつきがあります) 【エシカル対応紙】 伝統工芸の継承 / 地域経済の発展に貢献 ※手漉き和紙は天然素材の原料を使い、職人が一枚ずつ手作りで生産しているため、形や大きさ、紋様は名刺1枚1枚異なります。 |
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石州和紙とさくらホワイトCoCの厚さ比較
(左)さくらホワイトCoC 0.23mm (右)石州和紙
先人たちから引き継がれた伝統技術
世界に誇る石州半紙の産地。
石州和紙は島根県の西郡(石見地方)の地域で漉かれています。寛政10年(1798)に発刊された国東治兵衛の著書『紙漉重宝記(かみすきちょうほうき)』によると「慶雲・和銅(704〜715)の頃、柿本人麻呂が石見の国の守護で民に紙漉きを教えた」と記されており、約1300年もの間、石見地方では手漉き和紙が漉き続けられ、守られてきました。
紙質は強靱でありながら肌触りは柔らかく、その紙質から障子紙として多く用いられていました。近年では文化財修理、書道用紙、賞状用紙をはじめ様々な用途で使用されています。石州和紙は、1969年に重要無形文化財、1989年に伝統的工芸品の指定を受け、さらに2009年にはユネスコの無形文化遺産に登録されています。
※出典:全国手すき和紙連合会ホームページより抜粋
紙の特性上、印刷の「かすれ」や「にじみ」が生じる場合がありますので、予めご了承下さい。
石州和紙は、名刺一枚一枚の繊維の紋様や耳の形が異なっており、様々な表情を楽しめます。
※石州和紙では、名刺サイズぴったりまでデザインを入れることはできません。
※黄色い線の内側が印刷可能範囲の目安となります。
※石州和紙で対応可能な印刷は、オフセット印刷でモノクロ(黒1色)のみです。