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2019.12.21
日本人なら知っておくべき日本伝統文様 其の二 籠目/七宝/毘沙門亀甲
2020年 東京オリンピックの大会エンブレムで使用されている「市松文様」をはじめ、日本人なら知っておきたい伝統文様がいくつもあります。シンプルなデザインからデザイン性あふれるものまで、美しくておしゃれな日本伝統文様。その中から今回は、籠目、七宝(しっぽう)、毘沙門亀甲の3つをご紹介します。
籠目 Kagome
七宝 Shippou
仏教の経典に書かれている七つの宝物。
金、銀、瑠璃、珊瑚、瑪瑙(めのう)、玻璃(はり)、
千年生きるとされるシャコガイに由来すると言われている。
耐えることのない永遠の連鎖と拡大を意味し、
円満、調和の吉祥文として親しまれている。
毘沙門亀甲 Bishamonkikkou
亀甲文の一種で、毘沙門天が着用している鎧の柄から由来。
毘沙門天は戦勝、必勝の神として知られている。
written by Nob Y.
竹で籠を編んだ編目文様。
六芒星が連続しているようにも見える事から鬼が嫌う魔除けの文様とされる。
男性や子供の精神が浮遊するのを囲い止める意味でもあった。
水辺にあるものと共に配置され、多くの文様に取り入れられた。