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2022.12.12

名刺づくりのポイントとは?印象的な名刺を作るためにすべきこと

紙媒体のデジタル化が進んだ昨今ですが、紙のよさも改めて見直されています。五感を通して伝えることができるのが紙の名刺の魅力であり、企業であればブランドコンセプトや想い、個人であれば自分らしさや自分の想いを届けることができるツールなので、名刺にこだわりたいという方は多いかと思います。

今回は、新しく名刺をつくる方、今の名刺を見直そうと考えられている方のために、改めて名刺を構成する要素についてご紹介しながら、印象的な名刺を作るために何を考え決めていく必要があるかのポイントをお伝えしたいと思います。

名刺づくりのポイントとは?印象的な名刺を作るためにすべきこと

名刺を作るための5つのポイント

早速ですが、名刺をつくろうと思った際に、何を決める必要があるでしょうか?

基本的には大きく分けて、紙、サイズ、印刷・加工方法、掲載する情報、デザインの5つのポイントがあります。ふだん当たり前のように受け取ったり差し出したりしている名刺ですが、いざ作ろうと思うと、意外と決めるべきことが多いもの。逆に言えば、手のひらサイズの小さな四角の中でも、たくさんの表現方法があるということです。せっかくならご自身のことをより伝えられる名刺にしたいですよね。

それでは、この5つのポイントについて一つ一つ見ていきましょう。

@紙を決める

1つめのポイントは「紙」です。

紙には、色味や手触りの違い、紙に込められたストーリーの違いがあります。名刺交換の際に、「紙」が話題づくりのきっかけにもなるので、名刺交換の場面を思い浮かべながらお選びいただくと良いと思います。

白い紙は清潔感、すっきりとしたイメージを、クリーム系の色の紙はあたたかさを伝えることができます。また、スムースな手触りか、凹凸のあるラフな手触りかなどでも印象を変えることができます。手触りに加え、紙によって印刷の発色具合も変わります。スムースな紙は印刷の発色がよくはっきりとした印象になり、ラフな紙は凹凸がある分、やわらかさがでます。

また、環配に配慮された紙やフェアトレードの紙、日本の伝統技術が用いられた手漉き和紙などを選ぶことで、紙を通して社会貢献につなげることもできます。最近はSDGsへの関心の高まりによって、特にこのような紙への需要も高まっています。

TSUTAFUでは、そんな“エシカル”な用紙も豊富に取り揃えていますので、エシカル対応紙というアイコンに注目してみてください。

@紙を決める さくら/モデラトーン
@紙を決める 一枚漉/バナナペーパー

Aサイズを決める

2つめのポイントは「サイズ」です。

日本の一般的な名刺のサイズは91×55mmです。海外では日本サイズと近いものの、地域によって少しずつ異なるサイズの名刺が使われています。また、最近は正方形やminiサイズの名刺などで今までとは少し違った印象を与える名刺も人気です。

TSUTAFUでは、以下のサイズを取り扱っています。

■ JPサイズ 91×55mm
■ USサイズ 89×51mm
■ スクエアサイズ 60×60mm
■ minサイズ 70×28mm

いつもと少し雰囲気を変えたい場合は、サイズで変化を加えるのも一つの手かもしれません。

Aサイズを決める JP/US
Aサイズを決める スクエア/mini

B印刷・加工方法を決める

3つめのポイントは「印刷・加工方法」です。

一口に印刷と言っても印刷方法はさまざまです。オンデマンド印刷、オフセット印刷、活版印刷など、印刷方式によって仕上がりに差が出ます。TSUTAFUのオンデマンド印刷は、レーザープリンターで行っており、トナーを熱で定着させて印刷をしていくので、どちらかというと色味が発色よく鮮やかな仕上がりになります。オフセット印刷は、オフセットインキを使用して印刷をするため、インキが紙に染み込み、どちらかというと落ち着いた印象の仕上がりになります。
また、小口染め(縁を染色したもの)を施した用紙でオシャレな印象にしたり、角加工をすることで、デザインに変化を加えて目を惹く名刺にしたり、といったことも可能です。

TSUTAFUでは、上記のようなさまざまな印刷方法や加工メニューを用意していますので、ご自身のイメージに合うものをお試しください。

※ TSUTAFUではモノクロ以外のデザインや塗りつぶし面が広いデザインの場合は、フルカラーオンデマンド印刷での対応となります。

B印刷・加工方法を決める 活版/オフセット印刷
B印刷・加工方法を決める rinsai/角丸

C掲載する情報を決める

4つめのポイントは「掲載する情報」です。
法人の場合、多くは以下のような情報を載せています。

C掲載する情報を決める 法人

■ 姓名
■ 会社名
■ 部署名
■ 肩書き
■ 住所
■ 電話番号
■ FAX番号
■ 携帯電話番号
■ ホームページURL

営業職や接客業の方は、顔写真や似顔絵を入れたり、裏面に事業内容を記載したりすることもあります。

また、最近はフリーランスの方の名刺や副業用の名刺などで、文字情報を削ぎ落してシンプルなデザインにし、代わりにSNSのアカウント名やQRコードを入れて、デジタル情報につなげる方も増えています。

C掲載する情報を決める フリーランス

■ 姓名
■ 肩書き
■ 携帯電話番号
■ メールアドレス
■ SNSのアカウント名

ご自身が名刺をどのような場面で誰に渡す予定なのか、その後のやりとりに必要な情報をしっかり含んでいるかを押さえておきましょう。

Dデザインを決める

5つめのポイントは「デザイン」です。
掲載する情報が決まったらデザインをしていきますが、文字を並べるだけなので一見すると簡単そうで、意外と奥が深い名刺デザイン。

フォントの種類や、サイズ、レイアウト(配置)次第で、与える印象が大きく変わります。

TSUTAFUではスタイリッシュなデザインを中心に、文字を入力するだけでデザインが完成するテンプレートを用意していますので、ご自身のイメージに合うものを選んでみてください。カスタマイズ編集で、フォントを変更したり、ロゴや文字を追加することも可能です。

また、日本の伝統文様や伝統色、ヨーロッパの伝統色、パーソナルカラー、その他花柄や幾何学模様など、さまざまなカラーデザインを施したテンプレートも豊富に用意しています。ご注文ごとにデザインを変えて楽しんでいただくこともできるので、ぜひお試しください。

Dレイアウトを決める サイズ/フォント
Dレイアウトを決める カラーデザイン

まとめ

今回は名刺を作るための5つのポイントについてご紹介しました。小さなサイズの中でも、意外にも決めていくことがたくさんあります。名刺を渡す相手に、ご自身が、または法人として何を伝えたいか、どのような印象を与えたいか、デジタルとは違う紙の名刺だからこそ、紙や印刷、デザインなどでも自分らしさを表現していただきたいと思います。

written by Kyoko Ai.