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2019.10.14
日本人なら知っておくべき日本伝統文様 其の一 市松/鹿の子/矢絣
2020年 東京オリンピックの大会エンブレムで使用されている「市松文様」をはじめ、日本人なら知っておきたい伝統文様がいくつもあります。シンプルなデザインからデザイン性あふれるものまで、美しくておしゃれな日本伝統文様。その中から今回は、市松、鹿の子、矢絣(やがすり)の3つをご紹介します。
市松 Ichimatsu
鹿の子 Kanoko
鹿の背にある斑に似ている事が由来。
菓子、料理、織物など幅広く「鹿の子」と名の付くものがある。
織物では鹿の子文が凹凸になって現れている。
矢絣 Yagasuri
矢羽根を絣織で表現した文様。
明治時代に女学生が袴やブーツに合わせて、着物に用いて大流行した。
矢は射れば戻ってこないので、婚礼の縁起物とされた。
written by Nob Y.
歌舞伎役者 佐野川市松が舞台衣装に用いた事からこの名称が付いた。
日本だけではなく、世界中でみられる文様で、チェス盤に例えてチェッカーやチェックなどと呼ばれている。